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アパートローン「審査落ち」したときに見直すべきこと

不動産投資を始める多くの人にとって、「アパートローンの審査」に通るか否かは重要な問題です。ところが、定職についており、年収も問題ないはずでも、審査に落ちてしまう……という人は少なからず存在します。実は、年収や職種以外にも、さまざまな項目で判断されているのです。今回は、アパートローンの審査において重要視される項目を紐解いていきます。

年収は問題ないと思っていたら「審査落ち」の謎

Bさん(39歳)は金融機関に勤務している会社員で、年収1500万円、Bさんと仲のいいお兄さん(45歳)は外資系企業に勤務する会社員、年収2000万円です。

あるとき、Bさんはお兄さんから「老後資金について考えるようになったんだ。この前、『父さんと母さんみたいに、いい老人ホームに入って、たまに会いに来る子どもや孫にお小遣い渡して……っていう暮らしがしたい』っていってたけど、それなら貯金だけじゃ不安だろ? 同僚から、いい不動産会社を教えてもらったから、Bも俺と一緒にアパート経営を始めてみないか」と誘いを受けます。

将来に不安を感じ始めていたBさんは乗り気になり、さっそく不動産会社に話を聞きに行きました。

幸いにも、Bさんもお兄さんも、立地や物件の状態、月々の想定返済額などが理想的な物件に出合うことができました。しかし、アパートローンの審査の結果、Bさんは通ったものの、お兄さんは落ちてしまったのです。

「兄さんのほうが年収も肩書も立派なはずなのに、どうしてだろう」Bさんは首をかしげました。

過去の行動が落とし穴に……!?

勤務先や勤続年数、年収に問題がないにもかかわらず、審査に落ちてしまう場合、「支払い」が問題になっている可能性がおおいに考えられます。たとえば、過去に消費者金融から借金をしたものの、長期にわたって返済が滞ってしまったことがある場合は、支払いを終えたとしても、その後数年は信用情報が消去されないといわれています。

「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」といった債務整理手続きをとったことがある人も要注意です。借金同様、融資審査に影響してしまう可能性が高いため、審査前に、いま一度自身の支払い状況を確認することをおすすめします。

自分が登録されているかどうかは、各信用情報機関に情報開示請求をすることで確認できます。少しでも心当たりがある場合はCICとJICC、KSC(全国銀行個人信用情報センター)に対して開示請求手続きを行ってみるべきです。

「支払い状況に問題がない」のに審査落ち…一体なぜ?

しかし、なかには支払い状況に問題がないにもかかわらず、審査に落ちてしまったというケースもあります。

考えられる理由のひとつに「勤続年数」があります。多くの金融機関は融資審査基準を「3年以上」と定めているところが多いため、どれだけ年収が高かったとしても審査に通らない可能性があるのです。

また、「支払い状況に問題がなく、勤続年数も長いのに審査に落ちてしまった」という場合は、本人に問題があるのではなく不動産投資先の土地や物件そのものに問題があることがほとんどです。金融機関は、アパートの収益性を想定したうえで審査を行うため、「立地が悪い」「土地の将来性」などを確認してみるべきでしょう。

「融資落ち」後に見直すべきポイント

もしも審査に落ちてしまった場合、どのような点を見直したらいいのでしょうか。4つに分けてポイントを解説します。

「融資落ち」後に見直すべき4つのポイント

①物件

投資先に選んでいた物件が築古である場合は、築浅の物件に切り替えることを検討してみましょう。「法定耐用年数」が長ければ長いほど、融資が受けられる期間も長くなります。また、人口減少が続いているエリアは避けて、できるだけ人気のエリアで物件を探してみるのもひとつの手です。

➁借入額

借入額を高く設定しすぎている可能性が考えられます。その場合、最初の審査時よりも少なく設定しなおすと解決できるかもしれません。

③現時点のローン支払い状況の見直し

支払い状況に問題がなかったとしても、現時点で車や家具などその他のローンがある場合も融資金額に影響します。「あと少しで返済できる」というような金額ならば、完済後にアパートローンを組むほうが良いかもしれません。

④借入先の変更

審査は1つの金融機関しかできないというわけではありません。金利や貸出条件はそれぞれ異なるので、金融機関ごとの特徴を知り、再挑戦してみるのも良いでしょう。


「ほかにどこを見直したらいいかわからない」という場合には、金融機関先の担当者に率直にアドバイスをもらうことをおすすめします。

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